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2006年3月31日 (金)

ライブ

 音樂でも、どのスポーツ試合でもその場へ行つて直に聽いたり、觀戰するのが一番です。その場獨特の香りや雰圍氣が樂しめ、盛り上がりを直接感じられるからです。記録映像のやうに寄つて見ることはできませんが、その場限りの一瞬の出來事や報道されない些細な事、個人的な一寸したことも一緒に思ひ出として殘ります。

 四輪自動車公式競走(Formular One)はつとに有名ですが、私は敢へて自動二輪車(バイク)を選びます。身體が露出した二輪の方が、風と共に走り、恐怖も期待も緊張感も四輪より上だと思ひます。全日本選手権の競走(レース)が各地を轉戰するやうに、世界選手権大會(World Grand Prix)ならば、文字通り世界中を巡ります。
 今年も先週末の3月26日の西班牙(スペイン)大會、ヘレスを皮切りに世界中を巡る譯ですが、短い夏休み以外は、1~2週間間隔で全17戰を行ひます、選手たちだけでなく、監督を始めとする技師たちや調理師まで同じ組(チーム)の人々がごっそり移動します。短いと日曜日の決勝戰の後、月曜日に移動、火曜日到着、水曜日はお休みで、木曜日に準備開始、金曜、土曜日と豫選、そして日曜日にまた決勝、と云ふ過密日程に文句を云ふやうでは一流選手にはなれないのでせう。

Tutti 彼等の日頃の成果を問ふ決勝戰こそ、晴れ舞臺になるのも當然です。觀客席にも、自由席から空調の効いた硝子張りの高臺にある要人(Very Important People)席まで幅があり、金額の高い席の方が周回軌道(サーキット)全體が見渡せる構造です。併し、座席すらない自由席は芝生の上でのんびり觀戰できる良さがあります。贔屓の選手や製作會社(メーカー)席と云ふものもあり、割引價格で揃ひのTシャツを着たり、帽子を被つて應援するのも一體感があつて、またいいものです。待機所(パドック)通行証(パス)を購入して裏方見學も、直接選手に逢へるまたとない機會です。これは昨年の日本大會の折の戰利品。250cc級の背番號の若い順にケーシー・ストーナー、アンドレア・ドヴィツゥオーゾ、関口太郎、高橋裕紀、青山博一、各選手から頂きました。

 私は「筑波周回軌道(サーキット)」での〈タイム・トンネル〉舊車の大會と「ツインリンクもてぎ」で行はれる〈世界選手権大會(World Grand Prix)〉へしか行つたことがありませんが、何と言つてもその場の雰圍氣がまづ好きです。ガソリンやオイル、それに排氣の匂ひ、シフト変換の音、階級別に全く違ふ排氣音、減速する際のブレーキの掛け方、曲線部での進路取り、どれを取つても世界一を目指す連中の妙技は全く違ひます。

Hiroshi2 お腹が空けば屋體の焼きそばやお好み焼き等を頬張り、冷たい飲物で喉を潤し、其処でしか賣つてゐない限定品を買ひますが、中には各製造元(メーカー)の競走女王(レース・クイーン)目當てに來るカメラ小僧も大勢押し掛けて來ます。
 それ故、壓倒的に男ばかりとなり、珍しく男性用トイレに行列ができる所は、劇場とは逆の現象ですね。昔の演奏會場はドブ鼠色の背廣を着たおじさんたちばかりでしたが、近頃は着飾つた女性も多く、休憩時間のトイレの行列は氣の毒に思ひます。オペラの季節は9月から翌年6月までですが、競走の季節は4月から11月と餘り重ならないのも嬉しいものです。

 感動の押し賣りをするつもりはありませんが、PCの前ばかりではなく、お茶の間で胡座をかいてゐないで、たまには外へ出て實際に自分の目で見て色々體驗するのはいいものですよ。

MotoGP放送

ツインリンクもてぎ

鈴鹿巡回路(サーキット)

筑波巡回路(サーキット)

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