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2006年3月28日 (火)

タマヤン

 現在、世界選手権大會MotoGP級に參戰してゐる日本人ライダーは、中野真也玉田誠、通稱「タマヤン」の二人です。中野選手は二枚目で、英語での質問にも流暢に答へ、カワサキの強力な力添へで溌剌としてゐます。一方、タマヤンはおっさんくさい顔して、あっけらかんと何処でも日本語で通し、明るくてほのぼのとしてゐて、とても世界を股に掛ける國際試合の選手には見えず、つひタマヤンを應援してしまひます。

Tamayan1 大治郎の背中ばかりを見續けて來た愛媛出身のこのライダーは、緊張しないのか、いつもにこやかで屈託がなく、對應してくれます。高校を中退して大ちゃんと同じ、九州の名門組(チーム)「TEAM高武RSC」に所屬して腕を磨き、九州選手権から、全日本ロードレース選手権GP250級へ進み、2003(平成15)年から世界選手権大會MotoGP級に參戰してゐます。決して順當に勝ち進んで來た譯でもなく、天才でもないので、直向(ひたむ)きに練習して掴んだ大舞臺なのです。

 初優勝を飾つたのは、同年7月4日の伯剌西爾(ブラジル)大會、リオ・デジャネイロでした。奇しくも親友大ちゃんの誕生日でしたから、應援してゐた日本人は皆「快哉」を叫んだに違ひありません。抜けるやうな青空と黄色い革ツナギが目立ち、文句ない勝ち振りでした。多くの選手がミシュランのタイヤを履く中で、ブリジストンのタイヤで優勝した爲、多くの報道陣がタマヤンの走りの良さより、ブリジストン・タイヤの質問ばかりしてゐたので、東京中日スポーツ記者、遠藤誠さんが怒つてゐたのを覺へてゐます。

Photo_7 そして、その年の9月19日、全日本大會、ツインリンク茂木でも表彰臺の真ん中に立つてゐました。3位には中野選手も居て、嬉しい活躍振りでした。然も、途中王者ロッシを抜き去り一歩も譲らなかつた姿には感動しました。前年の茂木では、接触した爲失格させられた苦い經驗がありましたので、この踏ん張りはとても力強く感じたものです。最終的に世界順位6位に浮上し、いよいよを感じさせてくれました。

 昨年から新しい組(コニカ・ミノルタ・ホンダ)に移り、ミシュランタイヤにしてから調整が巧くいかず、怪我も重なり、散々な成績でした。前年に急に注目されて、歸國時は取材ばかりに遭ひ、しっかり體力作りもできなかつたに違ひありません。唯一9月18日の全日本大會、ツインリンク茂木では3位入賞を果たし、他國の選手に地元の力量を見せ附けてやり、意地を示しました。

 開幕戰は細かい調整に手こずり、10位入賞と芳しくありませんが、今期はきっと良いレースをしてくれると祈ってます。世界の舞臺で表彰臺に上がり、日章旗が見て、「君が代」を聞くのはいいものです。

玉田誠公式HP


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