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2006年4月18日 (火)

アルビノーニ

 アダージオで最も有名だと思はれるのが、トマゾ・アルビノーニ(1671~1751)の《アダージオ ト短調》だと思ひます。確か、オーソン・ウェルズ監督の映畫「審判」で使はれてから、尚更有名になりました。ウェルズは脚本も主演もし、共演アンソニー・パーキンスの冴えない顔が忘れられません。何だかひたすらこの曲ばかり流れてゐたやうな氣がします。

 アルビノーニは決して一發屋ではないのですが、バロックに疎い私はこれ切りしか知らず、他の曲は聽いたとしても全然覺へてゐません。《オーボエ協奏曲》はいいらしいのですが…。
 ヴィヴァルディと同じ頃に、ヴェネツィアで活躍したアルビノーニの原曲は作品番號の入らない《トリオ・ソナタ ト短調》の斷片的な手稿でした。通奏低音とたった6小節の2つの旋律だけでした。それをドレスデンの圖書館で發見した、伊太利の音樂學者レーモン・ジャゾットがそれっぽく絃樂合奏とオルガン用に編曲して、瞬く間に廣まつた由。チェンバロの低音より、オルガンの方が嚴かな感じがしますので、そこが良かったのでせうか。ただ、20世紀の香りが附いて、やらせっぽさが殘るのが玉に瑕(キズ)。 靜かで悲しげで、然も瞑想的な感じがドラマ向けなのか、テレビでもよく耳にします。

 さうすると、誰にも受け入れ易い、ただひたすら綺麗な演奏がいいと思ひますから、カラヤン盤をお薦め致します。



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販売元:ユニバーサルクラシック

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コメント

アルビノーニでしたらお任せ下さい!
よろしければ今度、DVDのお礼にオーボエ協奏曲のCDをお持ちしましょう。

投稿: Tiberius Felix | 2006年4月18日 (火) 22時16分

ありがとうございます。> Tiberius Felixさん

投稿: gramophon | 2006年4月19日 (水) 11時22分

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