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2006年5月24日 (水)

高橋裕紀

 背番號55から、「ゴー・ゴー・ユウキ」と應援し易い高橋裕紀はWGP250cc、ホンダの奨學金を得て、參戰2年目です。今年結果を出して自力で出資者を探さないと、來年は出走できないと云ふ嚴しい勝負の世界の中で、佛蘭西大會、ル・マン周回軌道(サーキット)で、堂々の優勝。胸に手を當てて〈君が代〉を聽く姿は清々しく、勝利を噛み締めてゐました。同組(チーム)のドヴィツィオーゾとの一騎打ちで、途中抜かされても冷靜に附いて行き、最後に抜き去る姿も完璧で、格好良かつたですね。ドヴィ曰く「今日は素晴らしいレースだったし、優勝したユウキにおめでたうと言ひたい。」と素直に喜んで來れる仲間も素晴らしい。優勝の様子

 初めて名前を知つた時は既に全日本選手権大會の試合結果で、1位に名前が載つてゐた頃です。面皰(ニキビ)面のおとなしさうな田舎の青年と云ふ印象でしたから、どうしてそんなに速く走れるのか、全くピンと來ませんでした。當時の組(チーム)は罐珈琲やジュースで有名なダイドーさんでしたから、ファン感謝デーへ行けば、無料で罐珈琲や清涼飲料水「MIU」が頂けるので、ホイホイと景品に釣られて行きました。

2x4 全日本選手権250cc級で年間優勝を遂げ、來期から世界選手権に出場が來まつた、2004(平成16)年の冬にはホンダの企畫後(畫像右端)、一週間後にダイドーさんの企畫が續き兩方顔を出しました。「來週も行きますよ」と聲を掛けた時は戸惑つてゐましたが、翌週横濱で見てゐて目が合つた途端に思ひ出してくれたらしく、吃驚してこっそり合圖してくれました。いい奴です。この髭ぢゃ忘れられないか。

 昨年、茂木で行はれた日本大會では、ピットを散策中、ばったりトイレで遇ひました。「あれ~、裕紀くん。こんにちは。豫選頑張って。明日に續けて下さい!」なんて聲を掛けました。すっかり、偉さうにファンの代表のやうな顔して、厚かましい自分にも困りものですが、そんな場所でいきなりサインをお願ひしても、快くしてくれました。
 まだ手も洗ふ前で、プログラムを差し出すタイミングが惡くてご迷惑を掛けました。ですが、ハンカチを持つてゐなかつたので、「どうぞ使つて下さい」と私のものを差し出しても、「ああ、すみません。いいえ、いいです。」と突然シャツで拭つたので、「えっ!そこで拭くの?」まだ子供だなあと思つた次第。私個人としては、忘れられない思ひ出です。この調子でどんどん表彰臺を目指して走つて欲しい日本人選手です。
Tutti_1

高橋裕紀HP

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