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2006年5月16日 (火)

Shall We ダンス?

 今週は音樂映畫の話しになつてしまひました。一昨年、リチャード・ギア 、ジェニファー・ロペス 、スーザン・サランドン主演でリメイクされたハリウッド版《Shall We ダンス?》がとても、豪華で素敵だと話題を呼びました。併し、元の周防正行監督作品(1996年)の方が、日本人ばかりで冴へないところが却って等身大でした。

 この周防監督は笑いのツボを押さへてゐて、禪宗坊主の修行を描いた《ファンシイダンス》(1989年)、單位と引換へに大學相撲部に入らされた《シコふんじゃった。》(1991年)と共に、何度繰り返し見ても笑へる作品ばかりです。確か処女作品は大好きな小津安二郎監督に捧げるオマージュ映畫でしたが、ピンク映畫だつたと思ひます。今で言ふところのイケメン俳優、本木雅弘を主演にしてゐた2作品の後のですが、《ダンス》は役所広司とぐっと年齢層をあげて、サラリーマンの悲哀を描いてゐます。

 物語は、平凡なサラリーマン杉山(役所広司)が、或る日の會社歸へり、電車の中から、ふと見上げたビルの窓邊に佇む美女(草刈民代)が氣に掛かります。毎晩見掛ける彼女にどうしても會ひたくなり、杉山は彼女が居る窓の部屋を訪ねます。そこは杉山に全く縁のない社交ダンス教室でした。それでも、勇氣を振り絞つて教室に入り、あの美女と聲を交はし、成り行きでダンスを習ひ始めるのでした…

 この映畫のなかに、ユル・ブリンナー 、デボラ・カー が主演の映畫《王様と私》(1956)年の場面を思ひ出すところがあります。シャム王(ブリンナー)の宮殿にやってきたイギリス人女性アンナ(カー)がダンスの手解きをする時に掛かる曲が映畫の題名にもなつてゐる《shall we dance?》なのです。王様がドタドタ踊るのですが、それでも何時しか優雅に踊れる場面は素敵な見所です。あんな風に踊れたらなあと云ふ夢を語るのですね。

 實は幾年か前、かみさんと社交ダンスを習つてゐました。ジルバ、タンゴ、ワルツ、ルンバと少しずつステップも増え面白くなつて來たところで、止めてしまつひ惜しいことをしたと思つてゐます。背筋を伸ばして踊ると、かなりの汗もかき、全身運動になるので健康にもよく、歩き方が粋になつたものです。今はその見る影もありませんが…
歐州では、ごく普通のパーティーでも誰もが氣輕に踊るのですが、若い時に習ふので皆さんそれはそれは上手です。そんな時、ただでさへ背が低いのに文化の違ひに、餘計に卑屈に感じたものですから、また再開したいものです。



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