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2006年8月22日 (火)

伯林

Kdw 伯林でまづ一番先に行きたかつたのは巨大百貨店「KaDeWe(Kaufhaus des Westens)」でした。戰前は歐州一の賣場面積を誇つた西側(死語?)の大きなデパートです。畫像右奥にヴィルヘルム皇帝記念き教會が、戰爭の痛手の記憶を殘す形でそのままにされてゐます。此処が西伯林の中心でした。「カーデーヴェー」は大好きなヴィッテンベルク廣場に面してゐるので、地下鐵を利用して建物に入るなり吃驚。18年前とは改装されて賣場の雰圍氣が全く違ひます。
 以前は同じ商品がずらりと並んで選ぶのに困る程でしたが、今度は製造會社別に箱貸しのやうです。それ故、同じメーカーのものの中で探すのならいいのでせうが、同じ商品を見比べるには各メーカー毎にずずっと歩かねばなりません。臺所用品の値引き商品や伯林土産を買ふだけで早々に退散。賣り子さんもメーカー派遣なのでせうが、知つてゐたものが無くなるのは寂しい氣もします。

Tnadeln 隣のノーレンドルフ廣場近く、シューマッハーさんの蓄音機屋「Grammophon Salon」にも顔を出しました。店頭に「博物館ではありません。全て商品です」と書かれた張り紙が増えてました。たまに出物がありますが、今回は店主が居らず、店員さんが懇切丁寧に對應してくれました。どの分野の音樂が好きか尋ね、それではこの棚に有りますからと、前のレコードの箱をずらし、腰掛ける場所まで作つて「どうぞ、ごゆっくり」。途中、「郵便屋を呼ぶので店番してゐて下さい」と15分位居なくなつたり、のんびりしたものです。殘念乍ら大きな収穫はありませんでした。それでも、幾枚か手に入れ、競賣で落札して友人宅に送つて貰つたものとをまとめて梱包し、郵送しました。競賣でテレフンケン社の針が見附かつたのが幸運でした。エボナイトの圓形の箱に入り、黒く鈍色に光るこの鉛筆のやうな形のものは、溝にしっかりと嵌るので音の再現力が俄然違ひ、臨場感が増すのです。やっと100本程度なので滅多に掛けられませんが、5本しかなかつたことを考へればまづまづでせう。日本ではどうしても手に入らないものがあるものです。

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