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2006年8月28日 (月)

バイロイト

Bstadtplan バイロイト音樂祭へ行くと云つても音樂好きでないと判りません。「へっ?ベイルート」と切り替へされた時には絶句しましたが、BayreuthとBeyrouthと横文字で綴るとかなり似てゐます。まだイスラエル軍とヒズボラの戰爭中でしたが、單に旅行でBとyが附いて最後がthの町で… とうろ覺へのやうでしたから、仕方ありませんね。

 さて、この街はバイエルン州北部、オーバー・フランケン地方に位置した人口74,000人の田舎町です。但し、ワーグナーの聖地としてこの音樂祭の時期は世界中からワーグナーファンがやって來ます。歌劇場、ヴァンフリート館、リスト館、お城、祝祭劇場と歩いて回つても、1日で充分見られます。と云ふか他に見る所がありません。驛から南に緩やかな坂を下り、小川を渡ると舊市街です。主だつた商店街は歩行者専用道路(但し路線バスは通ります)で歩き易く、百貨店から靴屋、本屋、飲食店、洋服屋等並び便利です。街外れには近年ショッピング・センターが出來ましたので、そこも市民の憩ひの場所と云ふ感じです。祝祭劇場へは逆に驛から北へ坂を上ります。初めて訪れる方にはバスにも乘れて、入場券も割引な3日間有効のカードを利用すると便利でせう。

Richard さぞかし、モオツァルト一色のザルツブルクのやうなのかと思ひきや、商店の窓にはワーグナーの胸像や樂劇の一場面が飾つてあるものの、お土産屋が溢れてゐる譯ではないのでやや肩透かしを食らひます。實はこれはリヒャルト・ワーグナーの遺志で音樂祭に便乘して土産ものを賣るのはけしからんと云ふ譯でした。このリヒャルトの遺志と云ふのが特に重要で、街には彼の理念がしっかりと根附いてゐるのでした。
 祝祭劇場の回りは丁度公園になつてをり、オペラの始まる時刻に街の人が乳母車を押して散歩してゐたり、街の生活に溶け込んでゐる感じです。

Knapars そして樂劇縁の名の附いた通りも澤山在ります。例へば舞臺神聖祝典劇《パルジファル》と1951(昭和26)年の戰後再開からずっとこの《パルジファル》を擔つた指揮者ハンス・クナッパーツブッシュの名が附いた、ふたつの通りの交差點。兩者をよく知るものには感慨深いものがあります。伯林にもフルトヴェングラー通りやブラームス通りがあり、移り住んで地圖上で見附けて同じやうに道路標識を撮りに行きました。

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コメント

待ってました、バイロイト旅行記!!
楽劇の感想もお待ちしております。

投稿: Tiberius Felix | 2006年8月29日 (火) 00時39分

觀劇の感想は來週邊りにしますね。まだ、言葉になりません。

投稿: gramophon | 2006年8月29日 (火) 10時07分

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