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2006年8月25日 (金)

ギロス

Gyros 獨逸へ來ると必ず一回は食べに行くのが、希臘(ギリシア)料理屋です。日本では羊肉に人氣がない所爲か見掛けませんが、地續きの歐州では本場さ乍らの料理が頂けます。土耳古の「ケバブ」とそっくりな「ギロス」が、安くてお腹一杯になり、私は好きです。サラダ附きなら申し分ないのですが、それは店により違ひます。ケバブと同じやうな串刺しの羊肉を焼き、表面を刻んだものです。羊肉が嫌ひなら豚肉も用意されてをり、生の辛い玉葱が上に散らしてあり、大抵ご飯が添へられ、同じく塩辛いチーズ(フェタ)のソースです。一緒に麦酒でも飲めば一皿で滿腹になることでせう。今は圓安ユーロ高なので、別にサラダを頼み、飲物込みで凡そ2800圓です。

 獨逸へ來た當初、獨逸語の學校に通つたのですが、その時に知つたのがこの味でした。それまでご飯黨でしたから、毎日馬鈴薯とパンだけの生活で、すっかり頭の中は「ご飯が食べたい」で埋まつてしまひました。今は現地のものを食べるのが好きですから困りませんが、20代前半の頃は「飯」を食べねば元氣が出ない状態でした。そんな折りに伊太利人の女の子に誘はれて行つたのが希臘料理屋でした。このギロスにはご飯が附いてゐましたから、どんな調理法だらうとご飯に變はりなく同じ滿腹感が得られ、週に一度は通ふ程嵌りました。
 それと中華料理もご飯が附くので好きです。獨逸では前菜に「春巻き」、主菜に「鴨のフライ 廣東風」をよく食べました。メインを頼むだけで白いご飯が附くのが嬉しかつたものです。おかずが冷めないやうに鐵板の上に載せらせて、温かい皿で食べる中華にも慣れ、國により随分違ふことを知りました。但し、獨逸で麺類はお止めになつた方がいいでせう。生麺が手に入りませんので、縮れた即席麺を使ふことが多く、然も焼きソバですと肉の方が多いと云ふ状態。麺好きな方ならきっと許せない味だと思ひます。

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