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2006年10月30日 (月)

白トリュフ

Dh000060 今回の旅行は旬の「白トリュフ」を食べるのが目的でしたから、4日目にトリノ郊外へ食べに出掛けました。前々日にシェフから、お前たちの爲だけに白トリュフを買ふのだが、幾らまでなら買つていいのか、電話がありました。毎日、相場が變動し價格は時價故、註文も簡單に行きません。シェフは市場ではなく、直接掘り出す人から買ふので、當然市價より安いものの、天候により出来榮えが變はり、3週間前の雨が大事とのこと。我々は献立の総額を決めてゐましたので、豫算内でお願ひし、一片になるか、山盛りになるか當日來てのお樂しみでした。
 一皿目は牛肉の叩きに白トリュフ掛けです。アルバ近郊では名物料理なのでせう、他の卓子でも同じものを註文してゐますが、トリュフが載つてゐません。我々だけの密かな優越感を味はへました。赤身の牛肉だけなのですが、旨味があり、塩胡椒にオリーヴ油だけの單純な味附けが素材を引き立たせ、トリュフの薫りも強烈な個性として自己主張してゐます。薄く削いでますから、味は殆どなく薫りの爲だけに此処に存在してゐます。

Dh000062_1 白トリュフは特に薫りが大事ですから、生のまま専用の鉋(カンナ)で薄く切り、料理の上に掛けるのが一般的です。然も、地元特産、細打ち手打ち麺タヤリンによく合ひます。動物的な野趣溢れる薫りです。畫像は添附できても、薫りがお届けできないのが殘念です。この店は丘の上のラ・モッラ(La Morra)村から下る途中に在る爲、テラス席からはランゲ地方の村々が見渡せ、収穫の終はつた葡萄畑が見渡せます。この2皿に附き出しとデザートが附いて日本圓にして12,000圓一寸。勿論合はせたワインは地元のバルベーラとバルバレスコ。今しか味はへないと思ふと、値段は関係ありません。
 

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