« モルターラ | トップページ | レッコ »

2006年11月15日 (水)

マナローラ

 世界遺産の「チンクエテッレ(Cinqueterre)」は5つの漁村からなつてゐます。東からジェノヴァに向かつて

  リオマッジョ-レ(Riomaggiore)
  マナローラ(Manarola)
  コルニーリア(Corniglia)
  ヴェルナッツァ(Vernazza)
  モンテロッソ・アル・マーレ(Monterosso al Mare)

P1040116の5村で、我々は貸切バスでマナローラへ行き、其処で晝食を取り、今度は船でモンテロッソへ行き、先回りしたバスに合流する道筋(ルート)です。駐車場は山から下りた中腹に在り、その先は通行止めとなり、坂道を下つて行きます。廣場に豫約を入れた「ダル・ビリー(dal Billy)」の看板を發見し、細い路地を上り下りして行くと住宅街の中に在りました。崖に沿つて建つてゐる敷地面積の狭い建物、1階が厨房、地下1階がレストラン、その下地下2階部分が丁度テラスになつてをり、村の反對側の段々畑や海が見渡せる、何とも開放的な空間です。

P1040100 魚介のマリネ、オリーヴの肉巻きフライが前菜で出た後、パスタですが今回初めてスパゲッティを食しました。今までピエモンテではタリアテレのやうな細打ち麺ばかりで丸い麺は初めてです。伊太利でスパゲッティが食べられないのに疑問を呈してゐた一同感動。ボンゴレ(淺蜊)、ムール貝(烏貝)と、貝に大蒜(ニンニク)、オリーヴ油に鹽胡椒、と何の變哲もない實に單純な料理ですが、新鮮な食材でかうも香ばしく美味なものか、吃驚です。

P1040104 狭い階段を昇り降りするカメリエーレ(給仕)のおじさんは地元生まれで、弟が調理したものを毎日200回は昇り降りしてゐるのだとか。あれえ、まだ殘ってるぢゃねえか。そんなんぢゃ持って上がれねえよ、と太い腕節に、日焼けした顔でニッコリ言はれると食べない譯にはいきません。聯日のご馳走に胃も悲鳴を上げさうなのですが、美味しいので、食べられてしまふから不思議です。メインは魚介のフライです。これも單にパン粉を附けて揚げただけのものですが、檸檬だけで何も足す必要はなく、ホイホイと食べられます。地元、チンクエテッレの白ワインとの相性が惡からう筈がありません。食後はメレンゲのケーキがこれまた、甘さ、はんなりとした齒應へ、絶品ですが、もう限界、一口で諦めました。徐々に日が回つて、10月だと云ふのにキツイ日差しが差し込んで、伊太利の休日らしさを盛り上げます。

 食後の珈琲を飲むと、船の時間を氣にして、近道してどんどん階段を下り、港へ着くと案の定遅れが出てゐました。水面下に海底がはっきりと見え、泳いでゐる人もゐます。下船したモンテロッソには砂濱もあつて、リヴィエラの殘暑はまだ續いてゐたのでした。

|

« モルターラ | トップページ | レッコ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。