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2006年12月11日 (月)

SP盤を集めると云ふこと

 「レコードは何枚位お持ちですか」とよく尋ねられますが、正確な數を實は把握してゐません。PC上で在庫表を作つて管理はしてゐますが、音樂の分野毎に演奏者別に分けて、曲目で欄を作成してゐる爲判らないのです。クラシックのLPなら凡そ1曲1枚または2枚でせうが、SP盤になりますと、表裏2曲で1枚のこともあれば、10枚1組のアルバムで1曲のこともあります。同じ蒐集家同士では「コレクションは何米(メートル)でせうか」と云ふ訊き方もあるのだとか。確かに、レコードを真っ直ぐ立てるにしても、横に平積みにするにしても、レコードの厚みから量を判斷するのも一考です。そして、以前は毎月のやうに彼方此方から仕入れてゐましたが、好きな演奏家の盤も數に限りがあり、欲しいと思ふものは珍品ばかりで、最近は型録を眺めるだけになりました。
 
 「そんな古いものを何処で手に入れてゐるのですか」、この質問もよく受けます。「そんなもの殘つてゐるんですか」とか「骨董市でも見掛けるだけ」だとか、或ひは「昔捨てた」「割って遊んだ」と云ふご年配の方も多くいらっしゃいます。皆さんご自分の經驗から判斷されてゐるのでせうが、なかなかどうして結構世の中には有るものです。LPレコード30年、SP盤となると凡そ50年の歴史があり、まだまだ殘つてゐるものです。但し、世界規模の視野が必要となり、此処でインターネットの恩恵を受けてゐます。

 集め出した頃は何処に中古レコード屋が在るかも知らず、足を棒にして矢鱈に歩き回ったりしたものですが、海外から通信販賣で手に入れることが可能だと知りました。勿論、まだインターネットなんてない頃です。併し、送金が面倒であつたり、箱を開けたら割れてゐたり、届くまでに時間も掛かりたいへんでした。それでも、10年以上前から必ず目を通す加奈陀(カナダ)の通販會社「ミクロコスモス」は時折大ものが出ます。此処は競賣ではないので、先方が定めた金額で賣られてゐますが、珍しい盤でも差程高くはないので、掘り出しものを見附けると申し込む感じでせうか。

 但し、月一回の賣り出しですから、現地時間の1日の零時に合はせて、註文を入れないと、他の人にすぐに取られてしまひます。日本時間では丁度14時位なので、晝食の營業が終了し、もたもたして1時間も經つてからでは、翌日の返事で既に「売却濟」のお知らせが届きます。事前に型録が來れば、時間に合はせて申込みもできるのですが、郵送料を安くする爲か本國加奈陀からではなく洪牙利(ハンガリー)邊りから届くので、月末に届いたり、どうかすると5日頃に届いたりするので、全くあてになりません。そんな時はネット上の型録と睨めッ子となる爲、ランチの時間に重なる爲もう絶望的です。1日が週末に掛かると、自宅にPCがないので、これも無理です。たかがSP盤、されどSP盤。蒐集に手を出すと、何某かの形として揃へたくなるのは見榮でせうか、アンテナだけは張つてゐます。 今週はそんなSP盤の購入先に就いて。

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