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2006年12月19日 (火)

獨逸の赤葡萄酒

 北の大地、獨逸は葡萄栽培の北限の北緯50度の在り、日照量がどうしても足りません。それ故、太陽光線が直角に當たるやうな急斜面に畑を造り、河面の反射も利用してゐます。そして、弱い日差しが酸味がゆっくりと減らし、徐々に糖度が増して來ます。ですから力強い酸味の辛口や、酸味と甘味の調和の取れた味はひに仕上がります。

 獨逸のワイン産地の中でも南に位置するバーデン地方はライン河沿ひに南北400粁も續く地域です。ライン平野の中に在つて、唯一の火山性臺地(標高557米)が「皇帝の椅子(Kaiser Stuhl)」と呼ばれてゐます。此処は温かく、水捌けの良い土地で乾燥してゐることが葡萄造りに適してをり、葡萄農家協同組合が發達して來ました。
 近年、零細農家でも醸造設備を調へて、ワイン造りを始めるところが増えてゐます。

2004 Trautwein Kaiserstuhl Spaetburgunder QbA trocken \6,300
トラウトヴァイン カイザーシュトゥール・シュペートブルグンダー QbA辛口

有機農法ワインは効能を謳ふ割にはたいしたことがないワインが多いのですが、此処のワインは成功してゐます。獨逸では日照量不足から色附きの惡い黒葡萄しかできず、赤くない赤ワインが多い中で、しっかりとした色とシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)らしい、赤い果實の香りのする上品なワインに仕上がつてゐます。

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