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2006年12月 8日 (金)

ショパン紀行

 昔、嫌々乍ら洋琴(ピアノ)を習つてゐた所爲で、どうも洋琴は敬遠しがちです。只聽くだけでも、リストのやうにどうだと云はむばかりの技巧や、煌めく音列にはもう平伏す感じなのですが、何か陰のあるショパンは大の苦手でした。當時のサロンでの人氣や華麗な舞曲の數々が嫌ひではないのですが、肺病の印象が強かつたり、ジョルジュ・サンドのヒモのやうな生活が、女々しい男子だと思はれてならず、男たるものそんなんではいかん!と感じるからでした。

 堀内みさ(文)・堀内昭彦(寫眞) 『ショパン紀行 ある日ショパンが見た風景』 東京書籍 を勸められるままに讀んでみると、これまたガラッと印象が變はりました。波蘭(ポーランド)出身のショパンは39歳の短い生涯の中で、成人すると祖國を離れ、プラハ、維納(ウィーン)を經て、巴里(パリ)のサロンで活躍して女流作家サンドに出會ひ、マヨルカ嶋、佛蘭西中央部のノアンでの生活まで、順繰りに訪ねる旅の記録です。ショパンの人生も色々あつたんですね。




ショパン紀行―あの日ショパンが見た風景


Book

ショパン紀行―あの日ショパンが見た風景


著者:堀内 昭彦,堀内 みさ

販売元:東京書籍

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