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2007年1月19日 (金)

 ドラマ《のだめ》の中の提琴科の峰龍太郎くん(瑛太)は金髪ロンゲをピンで止めて逆毛立ててロックしてゐましたが、原作漫畫の中では金髪は同じでも短髪のロック小僧です。クラシックなんかつまらないと莫迦にしてゐた筈が、千秋との共演ですっかりのめり込む單純青年を瑛太が好演。實家が「裏軒」と云ふ中華屋さんなのも笑へました。音大理事長を始め、教授聯から學生まで入り浸り、子供を第一に考へる親父さん、峰 龍見(伊武雅刀)も微笑ましい。千秋の希望でクラブサンドと珈琲を中華屋で始めるなんてことはあり得ないのに、漫畫やドラマではあり得るのがこれまた可笑しい。

 のだめが追試の伴奏をする筈が風邪で寝込んでしまつた爲、千秋が一發勝負で伴奏を引き受けます。元々提琴が得意な千秋は提琴を知り尽くしてをり、きっちりとした演奏を心掛けてゐるのに、譜面通りに収まらない、自由氣質の峰くんは型に嵌められるのが不得手。そこで「自由に彈いていいよ」と千秋が聲を掛けると、どんどん走るは勝手にテムポを揺らすは、勝手流を貫き、通常なら伴奏が附いて來られませんが、そこは技術のある千秋がとことん連れ添ひ、無事に合格。安心して任せられる伴奏の素晴らしさに感謝し、これなら千秋の指揮するオケに參加したいと強く願ふ峰くんでした。

  アドルフ・ブッシュ(Vln.)&ルドルフ・ゼルキン(Pf.)HMV DB1970/2
  ゲオルク・クーレンカムプ(Vln.)&ジークフリート・シュルツ(Pf.)Telefunken E3124/6
  ユーディ・メニューイン(Vln.)&(Pf.)HMV DB 5802/4

等SP盤にも名盤が揃つてゐます。生憎、まだ手にしてゐません。清々しい、そよ風のやうな演奏が好きですが、中でもメニューインのは1940(昭和10)年録音で、神童の面影の殘る情熱的な演奏です。一寸試聽したことがあるのですが、その時は持ち合はせがなくて斷念しました(笑)。

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