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2007年4月11日 (水)

滿州事變

 一體、歴史の真實とは何か。幾年も經てから、やっと恨みを越えて客観的に當事者が語つてくれることがあります。 NHKスペシャル「張学良がいま語る」を本にした張 學良の昭和史最後の証言角川文庫 を讀むと、柳条湖事件の勃發に對して、政府も陸軍省も参謀本部、ましてや関東軍司令官本庄繁も戰線擴大には反対であつたのに、石原完爾、板垣征四郎等、現場の指揮官の獨斷行爲を、後から認めて、ずるずると戰爭が續いたことが解ります。どうも日本人は、雰圍氣に呑まれて、諌言が苦手なのでせう。
 張にとつては本庄が懐かしい人の最初に擧がられてゐます。敵味方に分かれ、敗戰により自決した本庄はお互ひによく知り、尊敬もし合つてゐたからです。 そして、蒋介石を監禁し、國民黨と共産黨が一緒になつて全面的抗日戰爭へ向かふ立て役者でした。

 滿州事變はどうしても、小澤征爾さんを真っ先に思ひ浮かべてしまひます。滿州の開業醫であつたお父様が、石原完爾、板垣征四郎のふたりの名前から名附けたと云ふ事實。軍靴で世界征服するのではなく、指揮者として人々の心を奪ふ指揮者。色々考へさせられます。

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