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2007年5月16日 (水)

ムックとジークフリート

P4270001 戰前のバイロイト音樂祭は毎年行はれてゐた譯ではなく、2年續けて1年休みと云ふ感じでした。コージマの跡を引き繼いだ息子ジークフリートは、兎に角、父の頃の演奏形態をそのまま踏襲するのを善しとして、同じ指揮者が長く同じ曲を振る體制にしてゐました。特に他での演奏を禁じてゐた《パルジファル》は1920年代はカール・ムックとジークフリートが交代で擔當して、傳統をそのままの形で見せてゐました。他で上演できない以上、此処でしか聽けない《パルジファル》の抜萃盤アルバムとして、英國コロムビアから発賣されました。

P4270011 ○舞臺神聖祝典劇《パルジファル》より〈聖杯騎士の合唱〉
 Karl Muck (Dir.) Hugo Rüdel (Chor-Meister) Chor und Orchester des Festspielhauses Bayreuth
Columbia 67365/67 (WAX3012-1, 3013-2, 3014-2, 3015-1, 3016-1, 3017-1)
 ゆったりとしたテムポで進むところはクナッパーツブッシュにも似てゐます。合唱が上手で、聲も前に出てゐて録音の古さとかを全く感じさせず、非常にいい!ムックは埋もれた指揮者ですが、いい演奏をしてゐます。

P4270010 ○舞臺神聖祝典劇《パルジファル》より〈聖金曜日の奇跡〉
 Fritz Wolff (Parsifal), Alexander Kipnis (Gurnemanz) Siegfried Wagner (Dir.) Orchester des Festspielhauses Bayreuth Columbia 67370D/71DA (WAX3020-1, 3021-1, 3022-1)
 ジークフリートの指揮と云ふだけで興味津々でした。極めて中庸を保ち、極々真面目に振つてゐます。指揮としても面白味はありませんが、性格温厚さが出てゐるのかも知れませんね。


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