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2007年5月15日 (火)

ヘスリン

 「SP期に於けるバイロイト録音」で最初に掛けたのはフランツ・フォン・ヘスリン指揮、バイロイト祝祭歌劇場管絃樂團で1927(昭和2)年8月に入れられたもの。英國コロムビアの録音技師たちは、オケピットが深くて半圓の覆いが被さり、觀客席から見えないバイロイト祝祭歌劇場特有の配置を使はず、客席を取り拂ひ、そこに演奏者を並べて録音しました。

 ○樂劇《ラインの黄金》より〈神々の入場〉
Maria Nezadal (Woglunde), Minni Ruske-Leopold (Wellgunde), Charlotte Müller (Flosshilde), Franz von Hoesslin (Dir.) Orchester des Festspielhauses Bayreuth Columbia L2016 (WAX3002. 3003)
本來舞臺袖で歌ふ「ラインの乙女」の歌聲が真ッ正面から大きく、くっきり聞こえて來ます。

 ○樂劇《ワルキューレ》より〈ワルキューレの騎行〉
Franz von Hoesslin (Dir.) Orchester des Festspielhauses Bayreuth Columbia L2017 (WAX3004, 3005)
歌入りで堂々としたもの。神保町では随分と安く賣られてゐました。

 ○樂劇《ジークフリート》より〈炎の音樂〉
Franz von Hoesslin (Dir.) Orchester des Festspielhauses Bayreuth Columbia L2015B (WAX3001)
何故かこれだけ回轉數が80となつてゐたのに氣附かずに掛けた爲、再度正しい速度で掛けました。併し、78の方が曲に勢ひが出てよかつたです。

 このフランツ・フォン・ヘスリンと云ふ指揮者は1885(明治18)年12月31日生まれで、1946(昭和21)年9月25日に亡くなつてゐます。ところが、殆ど名前が知られてゐない所為か、彼のSP盤は人氣がありません。今回のSP盤を聽く限り、堂々とした立派な演奏してゐます。

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