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2007年6月 7日 (木)

愛の死

 フラグスタートは諾威(ノルウェー)の生んだ偉大なソプラノですが、1933(昭和8)年からバイロイトに出演し、二年後には紐育のメトロポリタン歌劇場で活躍しました。その後、第二次世界大戰が始まると、夫と共に母國へ歸へり、ナチス占領下では乞はれても歌はず、瑞典(スウェーデン)と瑞西(スイス)だけ公演して何ら疚しいことはありませんでしたが、ご主人がナチス獨逸に必需品を卸してゐた爲、戰後すぐには亞米利加で呼ばれるどころか、怒号の非難を受けました。その際、嘗てコンビを組んだメルヒオールは何ら手助けも救ひの手も差し伸べてゐません。メルヒオール叩けば埃の出る身故、大ぴらに活躍できなかつたのでせう。
 但し、この間の休息が彼女を助け、晩年になつてもイゾルデやブリュンヒルデを樂々歌へるやうにしてくれたのですから、よかつたのかも知れません。

 これは實況録音の〈愛の死〉ですが、若々しい澄んだ歌聲が何処までも通ります。

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