« 甲斐路 | トップページ | マルス »

2007年9月 4日 (火)

印傳

 今回は甲府で天麩羅を食べるのが一番の目的で、序でにワイナリーも回つて歸へらうと云ふものです。午後の「かいじ」で甲府へ到着して真っ先に向かつたのが印傳屋です。印度から傳はつたからとも、「インデヤ」が訛つたからとも云はれる「印傳」は日本の傳統工藝のひとつです。鹿の鞣革(ナメシカハ)に漆で模様を附けた染め革のことで、鎧や剣道の防具は勿論、弓道の籠手(コテ)、煙草入れや鼻緒に使はれて來ました。現在ではバックや財布等に利用され、私は合切袋(ガッサイフクロ)、印鑑入れ、小錢入れに使つてゐます。和柄も色々あり、ひとつの柄に決めずに色々樂しんでゐます。例へば波形模様の「青海波」でも黒、紺、茶、赤生地に白または乳白色の漆で細かく模様が入ります。青山にも店は在りますが、旅の記念に一品買ふのうが好きです。

 そして、天麩羅屋さんはもう15年以上贔屓にしてをり、私が豫約を入れるとご主人は指折り數へて體調を整へ、午睡を取つて英氣を養ひ萬全の體勢で揚げてくれます。また、四季の果物等變はり種も天麩羅となり樂しませてくれます。家庭で揚げるのは「揚げ物」であり、天麩羅は食べに行くものですね。

|

« 甲斐路 | トップページ | マルス »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 甲斐路 | トップページ | マルス »