« ソレイユ | トップページ | 颱風9號 »

2007年9月 7日 (金)

キザン

 山梨市のお隣、鹽山(エンザン)には地元に親しまれてゐる機山洋酒が在ります。こちらへは、大勢で來て泊まった鹽山温泉の宿で評判を聞いて訪ねてから、早10年。山梨縣でもいち早く發泡酒(スパークリング・ワイン)に取り組み、食前酒、食中酒、食後酒のブランデーまで〈甲州〉で自社製品で通せるのは此処だけでせう。昔は養蚕も盛んであつた爲、母屋は半三階建ての瓦屋根の立派な木造家屋。廣い敷地で庄屋さんが葡萄の醸造も始めた感じが殘りますが、現在は最新鋭の設備が整ひ、味はひ豐かなワインを造つてゐます。それも、年を追ふ毎に美味しくなつて、一時雑誌に紹介されてから品切れ續出で、現在は「スパークリング・ワイン」と「ファミリー・リザーブ」の赤に〈ブラック・クイーン〉の蒸溜酒「マール」と〈甲州〉のブランデー「ラ・フリューティスト」しか買へません。五月の連休位ですと未だ白ワインもありました。
 發泡酒は爽やかな〈甲州〉の良さが全面に出て、やや澁味もあり、〈シャルドネ〉や〈ピノ・ノワール〉には勝てませんが、別に勝負しないで和の食卓で、或ひはベルランで食前酒としてお飲み頂くには持って來いでせう。「ファミリー・リザーブ」も普段、週末の夜にでも開けるのに丁度良く、氣輕に頂けます。

Dh07Dh05 今回も通りを隔てた垣根造りの畑も見せて貰ひました。〈メルロー〉(左)は色附きも早く熟成しますが、〈カベルネ・ソーヴィニヨン〉(右)はまだ色附きにバラツキがあります。房の中に薄緑から紫まであつて、徐々に變はつて行くと初めて知りました。今年は7月が天候不順であつた爲發育に差が出て、8月は逆に高温續きで日差しが強すぎるので一雨欲しいとのことでした。収穫前のこの時期は本來、葡萄粒に日を當てて色附きを促進させるものですが、今年は強すぎて葉で隠す位でないと駄目ださうです。颱風が大擧して來るのも困りますが、夕立に遭ってまた元氣に育つて欲しいものです。自然が相手ではたいへんです。

|

« ソレイユ | トップページ | 颱風9號 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ソレイユ | トップページ | 颱風9號 »