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2007年9月19日 (水)

女は皆かうしたもの

 もう一昨年前になりますが、新国立劇場で觀たモオツァルトの歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》は俊敏様式の極みで、沸き立つリズム、指揮者エッティンガーがチェンバロも彈き乍ら指揮をしたので、指揮者の呼吸が素直にオケと歌手の傳播して稀有な樂しい體驗でした。それまで、ベーム指揮、フィルハーモニア管の四角四面な真面目に歌を聽かせるものばかり耳にしてゐましたから、彈むテムポに吃驚しました。東京フィルを鳴らし過ぎるきらいはありましたが、こんなに生き生きした《コジ》があるとは知らず、モオツァルトの樂しさを再認識したものです。

P9130287P9130288 山崎さんが『クラシック ヒストリカル108』の中で、推奨してゐたのが1934(昭和9)年及び翌年に英國グラインドボーン音樂祭の實況録音でした。フリッツ・ブッシュのリズミカル呼吸により、輕快に人生を笑ひ飛ばしてゐます。私はこのSP盤 Victor M812 (13711/17) 3巻ものの前半 Volumue I しか持つてゐませんが、CD復刻にはない音の深みと廣がりが好きです。

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解説は名物音盤製作責任者(プロデューサー)のウォルター・レッグが書いてゐました。

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