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2007年10月31日 (水)

Shou 27日の蓄音機の會、特別企畫〈雅樂を聽く〉では、安倍季昌さんの解説で、普段は耳にすることのない雅樂のSP盤を樂しみました。
 最初に掛けたものはテスト盤で萬年筆で「笙」とだけ書かれてゐます。まづ「管弦」とか「舞樂」の告知があり、笙の和音が響くと共に、鞨鼓(カッコ)の拍子が入り、拍子と共に和音が移り替はる様子が収まつてゐました。17本の細い竹が風箱の「かしら」の上に圓筒状に立てられてゐて、吹き口から吹いたり吸ったりして音を出す仕組みの「笙」は小さなパイプオルガンだと思つて頂けるといいかも知れません。バロックの通奏低音のやうに、ずっと鳴つてはゐますが、何となくもやもやと霞が掛かつたやうな和音が鳴ります。起承轉結、減り張りのある西洋音樂ばかりに親しんでゐる耳には、不思議な安らぎと共に、正體のはっきりしない音の塊のやうな居心地の惡さも同時に感じました。

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