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2007年11月21日 (水)

26年前

 ドレスデン國立歌劇場が前回來日したのは、もう26年も前のことださうです。高校生の分際で、バイトの金を注ぎ込んでやっと聽いたことは鮮明に覺へてゐます。NHKホールのA席で2萬圓はした筈です。まだ、差ほど有名ではなかつたリヒャルト・シュトラウスの樂劇《薔薇の騎士》を事前に豫習するにも、全曲LPが高くて買へず、抜萃盤を探しても輸入盤しかなくて、對譯がないので音だけ覺へて何とか間に合はせて當日を迎へたものです。
 勿論まだ、字幕すらありません。イヤホンガイドを借りて聽くと片耳が塞がれて、これではステレオで聽けず樂しくないので、2幕は對譯本を膝に置いて見乍ら聽き、3幕では何もなしにして、言葉が分からなくても舞臺に集中して聽きました。結果として、きちんと豫習しさへすれば、途中で對譯本に頼らなくても理解できると分かり、それからは兎に角曲を覺へるやうにしました。
 それから後、伯林で働いてゐる間の昭和62(1987)年にまさか實際に自分がゼムパーオパーで聽くことができるやうになるとは、當時考へも附きませんでした。何せ、壁の向かうの東側へ旅行できる筈がないと思つてゐたからです。そして、その時切符を譲つてくれたおじさんとは今も文通してゐます。人生何が切掛になるか分からないものです。
 今回の來日公演では2演目に接する機會を得ました。幾度も様々な演奏會へ足を運ぶので、とてもA席なんか買へず、《タンホイザー》は4階席、《薔薇の騎士》は3階席でした。

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