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2007年11月15日 (木)

赤川次郎の文樂入門

 作家でも結構多くの方が文樂が好きなやうで、入門書や解説を書いてゐます。古いところでは戰前に初めて纏まつた文樂本を出した三宅 周太郎の『文樂の研究』 岩波文庫。これを讀むと、如何に理不尽な修行をさせてゐたかが解るのと、明治から昭和の初めまでの名人の逸話や系統がよく分かります。日本人より日本人ぽいドナルド・キーンが英語で書いたものを吉田健一等が邦譯した『能・文樂・歌舞伎』 講談社学術文庫も、能に紙面を一番多く割いてゐますが、外國人ならではの視點や、實に細かく調べ上げてゐるかがよく分かります。最近の作家では、赤川次郎の『文樂入門』 小學館文庫が平易で一番解り易いかも知れません。連載ものを一冊に纏めた爲、書かれた當時の様子も忍ばれ、公演に接した感想だけでなく提言もあり、素人と云ひ乍らも、樂しみたいと云ふ氣持ちに溢れてゐて、それを人に傳へやうとしてゐます。 

文楽の研究 (岩波文庫)Book文楽の研究 (岩波文庫)


著者:三宅 周太郎

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能・文楽・歌舞伎 (講談社学術文庫)Book能・文楽・歌舞伎 (講談社学術文庫)


著者:ドナルド キーン

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赤川次郎の文楽入門―人形は口ほどにものを言い (小学館文庫 あ 7-1)Book赤川次郎の文楽入門―人形は口ほどにものを言い (小学館文庫 あ 7-1)


著者:赤川 次郎

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