« ファビオ・ルイジ | トップページ | 山本祐ノ介 »

2007年11月27日 (火)

清水 宏之

 祝日に新しくできたミューザ川崎シンフォニーホールへ足を伸ばしました。母校の現役諸君によるオーケストラ演奏會です。真新しいホールは驛から通路で直結してをり、やや複雑な構造なのか座席を探すのに手間取りましたが、パイプオルガンがド~ンと中央背後に鎮座して、擂り鉢状に真ん中の舞臺から段々畑のやうに座席が廣がる、古代希臘の舞臺の赴きです。2階中央左側席でしたが、座席は段々でも床は斜めなので、何となく足の遣り場に困るものの、見易くてよかったです。音はやや天井へ抜ける感じがしましたから、反響板でもあった方が會場全體に音が廣がつたかも知れません。その分、天井桟敷席はきっと音がよかつたことでせう。サントリーホールよりも、密にまとまった感じがします。

 序曲、中プロとやや練習不足が露呈してゐたものの、メインのショスタコーヴィッチの交響曲第5番ニ短調《革命》はさすがによく練習してありました。鳴り物が多い曲ですから、團友、賛助の力も大きかったでせうが、若々しい力の漲る演奏で、上の娘は目を見張ってずっと聽いてゐましたが、下の娘は第3樂章のラルゴで靜かになると寝てしまひ、第4樂章の大音響にも負けずにスヤスヤ気持ちよささうでした。

 指揮者の清水宏之さんは初めて聽きましたが、アマチュアから存分に力を引き出し、ご本人も完全燃焼するタイプの熱血漢で樂しめました。略歴を見ると、米國大學院音樂學部指揮科終了後、北米で活躍し、幾つかの指揮者コンクールに優勝して、現在は主にアマチュアのオケを中心に振ってゐるやうです。

 自分が團長をしてゐた頃に比べると女性が増えて、指導してゐる先生方も倍増し、プログラムの頁數も増え、挨拶文には顔寫眞も入り、卒業する4年生の紹介文もあり、だいぶ變はつてゐました。我々の頃の演奏は指揮者から、棒に食い附きが足りないとよく言はれたものですが、現在はそんなことなささうです。ホルンの同級生も子連れで來てをり、昔お世話になつた先生にも挨拶でき、歌劇でなくて久々に管絃樂演奏を樂しみました。

|

« ファビオ・ルイジ | トップページ | 山本祐ノ介 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/41030/9134502

この記事へのトラックバック一覧です: 清水 宏之:

« ファビオ・ルイジ | トップページ | 山本祐ノ介 »