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2007年11月20日 (火)

鳥獸戯畫

 六本木にはミッド・タウンも完成し、そこには赤坂から移轉したサントリー美術館が入つてゐます。店舗は11時から開店ですが、美術館のみ10時開場故、吹き抜けの通路をあちこち歩いて、やっと昇降機を見附けて3階へ移動します。すると、白木の床や壁も真新しい美術館が奥床しく在ります。
 年内は開館記念特別展「鳥獸戯畫がやって來た!」と題して、國寶繪巻を2回分けて展示してゐます。ご存知の通り京都の高山寺に傳はるものが、甲・丙巻巻が東京と丙・丁巻が京都の國立博物館の収められてをり、滅多矢鱈に見ることは叶ひません。以前も「信貴山縁起物語」繪巻を3回に分けて公開した、サントリー美術館らしい取り組みです。
 本物だけが持つ迫力。たかが漫畫かも知れませんが、筆遣ひ、擦れ、表情、白地の生かし方、草木、生き生きとした遊びが藝術の域まで達してゐます。また、高山寺が火事に遭った際に持ち出され、張り直しの際に抜け落ちたのか、故意に繼ぎ接ぎにしたのか定かではありませんが、抜け落ちたと思はれる部分も模本により展示され、その後影響を受けた巻物や擬人化された繪等まとめて觀るいい機會でした。
 じっくり最前列で觀たい人だけ並び、流す人は人垣の間から見られます。折角なので、並んでゆっくり觀るといいですね。11月28日から後期の展示が始まるので、また行って見たいです。

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