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2008年2月 8日 (金)

おいしい

 本物のおいしさとは何か、常々考へて來ました。ラーメンに就いて蘊蓄を述べる人は山ほど居ますし、それが西洋料理になると、ミシュランの赤本ガイドも出たこともあり、雑誌やテレビに紹介された店に行った自慢する人も五萬と居ます。果たしてそれだけでよいのかどうか。「食こそ文化」或ひはその一部だと思つてやって來たベルランを閉めたので、偉さうなことは言へませんが、毒入り餃子により改めて食の安全が取り沙汰されてゐるからこそ、品質にも目が行くやうになり、安くて安全はあり得ないと消費者も氣附き始めたところです。

 西部一明著 『どうすれば本当のおいしい料理店に出会えるか』 アスキー新書 はなかなか示唆に富んだ本でした。經驗こそ大事であり、この元レストラン「ゼフィーロ」のオーナーシェフの提言は、これからの日本の食文化のあり方を眞劍に考へてゐます。
 歐州では高級食材が簡單に手に入るところに素敵なレストランが在り、お客がひっきりなしに訪れるものの、日本の場合は大都市にレストランが集中して賣上げで凌ぎを削つてゐるものの、最高の食材が手に入らないと云ふ現状。疲弊した日本の農業とそれを調理する料理人が手を携へて、新たに文化を創り出さうと云つてゐます。
 都内で美味いものを探すのではなくて、矢張り現地へ行ってこそ美味いものを食べる。それが地方を活性化させるだけでなく、國を豐かにする源になると。エコやロハスも流行りですが、便利だけを追ひ求めるのはもう止めるべきところまで來てゐますね。

どうすれば本当においしい料理店に出会えるか (アスキー新書 044) (アスキー新書 44)Bookどうすれば本当においしい料理店に出会えるか (アスキー新書 044) (アスキー新書 44)


著者:西部 一明

販売元:アスキー
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