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2008年3月 6日 (木)

天然鹽

Enden 能登半嶋には、昔乍らの鹽田がまだ在ります。揚げ濱式と云つて、砂の鹽田に筋目を入れ、海水を桶で組み、此処に霧状にして撒き、乾いた砂を真ん中に集め、それを板で囲つた「垂れ舟」に入れます。その上から海水を掛け、鹽分濃度の濃い海水「鹹水(かんすい)」を取り出し、今度はこれを大鍋に煮て更に濾して、再度煮詰めると天然鹽が出來上がります。

 最初、道の驛「珠洲鹽田村」へ行きましたが、此処は入場料取られて、スライド見るだけで面白くありません。昨年訪ねた所には「鹽アイス」もあつて美味かったので、そこを目指して能登先端方面に再度出發です。
 やっと見附けた珠洲製鹽へお邪魔したら、わざわざ社長を呼び出してくださり、細かく説明して下さいました。膝下まで海に入り、波を利用して桶に汲んで立ち上がること、桶の背負い方、海水の撒き方、實際にやって見せてくれます。これだとしっかり脳裏に焼き附きます。畫像の桶だとかを使ひます。寒いので實演後、扉を閉めて、暖房附けて下さいました。

 釜の上の方には食卓で使ふやうな鹽が、下の方は重い鹽分が多くて漬物用ださうです。苦鹽(ニガリ)もあります。二度煮て鹽分を抜き、ミネラルだけのものを、毎朝一滴コップ水に垂らして飲むと健康によいとか。毎日鹽を扱ってるおじさんの手の綺麗なこと。鹽の力は偉大です。

 揚げ濱に 擔ぐ桶から海水が 波立ち溢れ霧と撒かれる

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