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2008年5月21日 (水)

菜食主義

 本日ランチに36名様、加奈陀人ご一行様のご豫約が入つてゐます。座敷の壁を外して、大廣間にしたり、朝からバタバタしてゐます。
 先方が選んでくださってゐる以上、できる限りのことはしてあげたいと思ふのですが、お一人菜食主義者がいらっしゃることが判明しました。和牛專門店に連れて來られるこの方も氣の毒ですが、こちらとしても精々鶏肉を焼いて、別皿にサラダと共にお出しするのが限界です。
 菜食主義と云つても實は様々で、牛豚羊は駄目でも、鶏や玉子は平氣、或ひは魚なら大丈夫と云ふ人から、全く野菜だけで、鰹の出汁も駄目と云ふ完璧な人までゐます。こんな人は逆に普段何を食べてゐるのだらうかと訝しく思ふ程です。印度人なら、多くの香辛料で菜食主義も可能かも知れませんが、我々日本人には想像できない世界です。はっきり申しまして、殆どこれは宗教に近いものなのでせうから、ご本人の願ひを可能な限り取り入れるのが飲食店の勤めだとは思ひますが、一人だけ別鍋で鶏を食べたいとか、言はれてしまふと、4~5人でひとつの鍋を囲むうちの店では受け入れられません。個別要求が餘り進んでしまふと、我が儘にしか感じませんが、何処まで相手できるかも店の力量故、惱まされます。

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