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2008年6月19日 (木)

繪附

Fune この間の土曜日は、横濱に在る日本郵船歴史博物館へ行つて參りました。
 丁度、企劃展示として「豪華客船の食」と云ふのがあり、關連の催しとして「食器を描かう」と云ふ體驗講座(ワークショップ)に家族で參加しました。ノリタケの森クラフトセンターより講師が來て、まづ手解き。通常、釉(ウハグスリ)を塗つて焼いた白い磁器に繪を描く際は、岩石を元にしいた顔料を油で溶いて筆で描きます。併し、指紋も附き易く、アルコールで拭かないといけないので、まるで水彩繪の具のやうに描く方法で挑戰です。水で溶いた顔料を小皿に取り、そこに定着液を一滴垂らして、それを使つて描きます。
 自由に色を混ぜて描くことはできますが、基本的に重ね塗りができません。二度目の筆の水分で前に描いたものが擦り取られ、白くなつてしまひます。また、赤を發色させるには鐵分の入つた顔料を使ふ爲、他の色と混ぜることができません。これがなかなか難しい。乾いた部分はちり紙で拭き取り、何度でも描き直すことが可能です。

 今年は勝手に船を主題にしてまして、しつこく船の繪にしました。今回は郵船に敬意を拂ひ、赤二本線の煙突1本立ての豪華客船。喫水線下の赤や日の丸の赤が他の滲まないやうにするのがたいへんです。やり直せば、それだけ形が崩れ、空には雲もお天道様も似合はず、結局一面陽光の黄色で仕上げました。携帶電話で撮影した畫像を寺内さんにお見せしたところ、褒められていい氣になつてゐます。通常、船は真横が多いのに、斜め下からの構圖は珍しいとのこと。昔のポスターの見過ぎでせうか。完成品が樂しみです。

 

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