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2008年11月27日 (木)

ゴヂラ・ライヴ

Scme1 第一回「下町コメディ映畫祭 in 臺東」の「生演奏の催し(ライブ・イベント)」へ。デーモン小暮閣下と友吉鶴心さんの共演は既に體驗してゐる故、期待も高まります。
 會場は淺草寺近くの淺草公會堂。申し込みが遅く、一階後ろの方の席でしたが、マイクロフォンを使ふ爲特に問題はなし。

 まづ最初に、1954(昭和29)年の東寶作品、映畫《ゴジラ》短縮版に音を消して、琵琶の伴奏に辯士の語り上演にする筈が、版権の問題で映像なしで始めました。寝ずに30分へカットし、臺本まで練り直したにも拘はらず、映像が得られないことに大層お腹立ちでしたが、滑舌のはっきりした閣下が聲色を驅使して語るので、若き寶田明、山根教授(志村喬)、芹沢博士(平田昭彦)、女性議員(菅井きん)、漁師等を演じ分け、ゴジラの聲さへも實に上手に表現するので、映像がなくとも目の前に場面が浮かびます。
 當時の状況、まだ東京タワーのない時代、できたばかりの自衛隊等時代背景の説明も端的で、秀逸は現首相の物真似答辯が餘りに似てゐて大笑ひ。實は公開當時、政治不信から退陣に追い込まれる首相は、吉田茂であつたのです。深讀みすれば、する程、娯樂の裏にある閣下の博識に舌を巻きました。

 伴奏の鶴心さんの薩摩琵琶は聞き慣れた所爲か、音曲だけで「海」の場面とはっきり判つた自分に吃驚。その後、閣下の説明にいちいち頷いたのでした。

 そして、いとうせいこうとの短い對談の後、閣下自らメガホンを取つた短編映畫《コナ・ニシテ・フウ》の上演。それは、また明日お話しませう。

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