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2008年12月10日 (水)

大吟醸古酒

Daijin 先週末の「すき燒と大吟醸」の會では五種類の古酒を飲み比べました。摂氏零度に近い低い温度の冷藏庫にずっと寝かせてをいたものですから、青林檎や果實香のやうな新鮮味や鋭い酸味は無くなつてはいるものの、芳醇な香り、まろやかな口當たり、とろみのある深い味はひは感動もの。

 ○開運 大吟醸 
平成17酒造年(靜岡縣掛川市・能登杜氏)
 酒造好適米「山田錦」を40%精米、靜岡縣吟醸酵母KS一號を使用。穏やかで深い香りと豐かな味はひの大吟醸。優しい味はひが心を和ませてくれました。

 ○四季櫻 花寶 純米大吟醸
平成13酒造年(栃木縣宇都宮市柳田町・南部杜氏)
 酒造好適米「山田錦」を50%精米し、日本一の純米酒を目指し、研鑽を重ねて造り出したとてつもなくふくよかな大吟醸。四合瓶でしたが、他のものと一緒に一時間前から抜栓して更に片口に移してから注いだ爲か、一氣呵成に華開き、最高の状態で味はへました。

 ○四季櫻 大吟醸 聖
平成13酒造年 (栃木縣宇都宮市柳田町・南部杜氏)
 兵庫縣産酒造好適米「山田錦」を麹米に35%、酒母と掛米に40%精米、鬼怒川の伏流水を仕込水に使ひ、麹は蓋麹法、熊本縣酒造研究所九號酵母で三段仕込みされた極限定品。美味いのは美味いのですが、今日は機嫌が惡のか、閉じたままで、どうしても開きません。

 ○豐の秋 大吟醸 斗瓶取り
平成6酒造年(嶋根縣松江市・出雲杜氏)
 醪を壓搾せず、袋に入れて吊し、滴り落ちる清酒を斗瓶に受けた手間の掛かる造りをしてゐます。山田錦麹米35%、掛米45%精米。古さを全く感じさせないおだやかな佇まひで、豐かなコクもすき燒の邪魔をせず、引き立ててくれました。新潟のお客樣が普段飲むのと唯一感じが似てるとおっしゃいます。日本海の海風のなせる技でせうかねえ。

 ○大七 生酛 貴醸酒
平成15酒造年(福嶋縣二本松市・南部杜氏)
 平安時代の宮中行事を記録した『延喜式』にも「貴醸酒」は記載されてゐます。通常の造りと違ひ三段仕込みの最後「留添へ」で仕込水の代はりに純米酒を使用して仕込みます。本來、古酒の旨味を感じる筈ですが、こちらは賣り出されたばかりのもので、偉大な古酒の後で青々しさが目立ち、もう後7年位は寝かせた方がよい感じです。

    御 献 立

  先附 京壬生菜・舞茸・帆立貝 紅葉和へ
  お造り 松阪牛新涼造り
  小鉢 小蕪蟹庵掛け
  すき焼 松阪牛ロース肉
  お食事 御飯・赤出汁・香の物
  氷菓 富有柿寒天寄せ

 今回は人數も少なく、ひとり當たりの分量も多く、賑やかな會になりました。

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