« 千年紀 | トップページ | 賀詞交換會 »

2009年1月26日 (月)

競り

 78回轉盤や飛行船關連商品の競賣は馴染みが深いのですが、この間、芝浦に在る「東京都中央卸賣市場食肉市場」を見學して來ました。弊社は高級和牛のみ扱ふ「吉澤畜産」さんから仕入れてをりますが、吉澤社長並びに大久保部長が「競り」の樣子から案内してくれました。

 ずっと洋食とワイン畑を歩いて來た自分には、牛肉市場は目から鱗が落ちるやうな事實ばかりで吃驚しました。前日に捌かれ、真二つに分けられた枝肉が吊されて順繰りに等級附けされ、産地、親(黒毛×黒毛等)、等級が示され、一部輪切りにされた肉の状態から、値附けされます。皆、白衣の隠し(ポケット)の中の釦操作で競りが行はれ、三人以上値附けしてゐる間は白いランプ、二人が競つてゐる間は緑、そして赤で決定となります。實に靜かに行はれますが、たまたま岩手牛を澤山出品される日に當たり、大勢の農家の方々も居らして掛け聲を掛けてゐた爲、賑やかでした。

 そして、競り落とされた枝肉から、骨を外し、各部位に分けられ、淺草の松喜、紀ノ國屋、スーパーマーケット等、お客向けの希望の大きさに真空パック詰めされて行きます。此処は職人さんが10數人、手際よく捌いてゐますが、牛も人と同じやうに個体差がある爲、機械化できないところです。そして、一度冷藏し直してから、段ボールに箱詰めされて出荷です。

 衛生管理は特に嚴しく、白衣、帽子は當たり前ですが、本來は長靴のところ、見學故、靴カバーをして入館し、空氣シャワーを浴びて、やっと中に這入ることができます。まるで自動車工場のやうに流れ作業で、大きな枝肉がやって來ますから、食肉工場と云ふ趣です。12月によい肉は出荷されてゐる爲、1月は割と靜かなのだとか。とても、勉強になりました。

|

« 千年紀 | トップページ | 賀詞交換會 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/41030/27399346

この記事へのトラックバック一覧です: 競り:

« 千年紀 | トップページ | 賀詞交換會 »