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2009年4月17日 (金)

儒教の教へ

 規模の擴大だけを目指した20世紀型の經濟は今後續けられない以上

 「部下」と一緒にやせた現場を歩き回って、「さて、どうするか?」と考へることでせう。

と橋本治は自著『上司は思ひつきでものを言ふ』 集英社新書 2004年 の締め括りの言葉にしてゐます。この人は視線が違ふので、滔々と日本の會社と云ふ組織を考へ、結局、聖德太子が「儒教を日本人のメンタリティに導入」したからだと結論附けてゐます。それ故、今に至る序列のある官僚制度が崩されず、上司は德を積んだ偉い人だと勘違ひし、その上司も突拍子もないことを言つてのけて、またそれが通る組織なのだと指摘してゐます。
 日本の會議は「前提の最終確認」しかなく、結論に至らないと云ふ發見。「他と違つたことを平氣でやる」國民性。現場主義の日本はまだまだ、物造りでも世界に負けないものをもってゐるのでせう。希望がもてます。

上司は思いつきでものを言う (集英社新書)Book上司は思いつきでものを言う (集英社新書)


著者:橋本 治

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