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2009年4月20日 (月)

モノとカネ

 永遠に値上がると信じた土地神話にしがみ附き、米國の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライム・ローン)の危險(リスク)を分散する爲に証券化したものが、ひとたび住宅價格が頭打ちになると、連鎖反應のやうに世界中の金融機關が窮地に追い込まれる現在の状況が作り出されてしまつた。

 作ったモノに對してのカネであつた實物經濟が、金融と云ふ名でカネがカネを生む状態を生み出し、際限なく欲望のまま走り抜けたところが、この不況です。リーマン・ショック以降、百年に一度の不況と云ふものの、明日の行く末を恐れ、慌ててゐる以上これは「恐慌」と言つてもよい状態だと、濱矩子は著作『グローバル恐慌 -金融暴走の果てに-』 岩波新書 2009年の中で述べてゐます。飲み屋のツケを福袋にして賣るだとか、平易な喩へで現況を鋭く判斷してゐます。

 民族一國家の時代は過ぎ去り、米國一國支配も終はり、これからは統一通貨毎にまとまつて行くのか、豫断が許せません。

 本日、加藤大治郎の命日。合掌。

グローバル恐慌―金融暴走時代の果てに (岩波新書)Bookグローバル恐慌―金融暴走時代の果てに (岩波新書)


著者:浜 矩子

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