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2009年5月27日 (水)

ひらがな盛衰記

Bunr 文樂東京公演第二部は『源平盛衰記』を平假名のやうに判り易くした《ひらがな盛衰記》の内、二段目と四段目の上演。宇治川の先陣爭ひに敗れて勘當の身となつた板東一風流男と言はれた梶原源太と、この源太に尽くす傾城梅ヶ枝(腰元千鳥)の献身を描いてゐます。
 住大夫の次に好きな豐竹嶋大夫が〈神崎揚屋の段〉の切り場初挑戰を聽き、年輪の幅と共に感嘆。髪を振り亂し、質入れした「産着の鎧」を取り戻す金300兩が欲しいと半狂亂になる樣、勘十郎の操りも鬼氣迫り、芝居の頂點でした。

 意外と地味な松香大夫も聲の通りがよく、呂勢大夫はまだ力量不足、千歳大夫は汗水垂らして力んでばかりで情が傳はらず、チャリ場の英大夫はそつなく、輕快な場面での咲甫大夫は存分に語つてゐました。色男、源太の和生や母延壽の玉也も好演。次回、9月の公演が待ち遠しです。

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