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2009年6月 5日 (金)

人形寫眞

 國立劇場で貰つたチラシを手に、河原久雄寫眞展へ。亡き吉田玉男さんの遣ふ人形を始め、只の人形の筈が、主人公の息使ひまで聞こえるやうな感じ。それと、人形しか寫つてゐないのに、主遣ひの顔が浮かんで來るから不思議。簑助さんの艶やかさ、和生さんの優しさ、勘十郎さんの嚴しさだとか人形を通じて出てゐる。

 寫眞機を構へてゐて、息するのも忘れる程集中することがあると、ご本人の辯。それで目も霞んで、一瞬寝てしまふこともあると云ふ。上手から撮った方がお好きだと云ふ通り、締まった表情が寫つてゐる。下手は出て來たばかりで、人形遣ひの氣持ちが前に出すぎてると云ふ。つひサイン本を買ってしまふ。人形なのに、主人公苦惱や、迷ひまで出てるのが、どうして寫眞で傳はるのか。奥が深い。

Book河原久雄文楽写真集


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