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2009年7月 9日 (木)

ミヨジ

 どの世の中にも、上下に挾まれ、無理難題に振り回される人がゐるものである。岩井三四二(イハヰ ミヨジ)の一聯の短編集は戰國時代の下級武士や大將の狭間で難儀する話ばかり。逡巡しても決心着かず、天下の行く末を見据えて家の大事と右往左往するものの、孰れの味方をすればよいのやら、戸惑ふことばかり。大將の名前しか歴史に記録されずとも、その下には多くの侍がゐたことを今更のやうに思ひ出す。
 秘策があればよいがなければ討ち死にするしかない極限の選擇。現代のサラリーマンでも、出処進退極まることもあるだらうし、決斷に迫られることは多々あるもの。同情し、固唾を飲んで結末を讀むと…。お勸めです。

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