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2009年7月 7日 (火)

損保ジャパン

 この間、保險セミナーを受ける。レストランでは食中毒、お客樣の衣服を汚してしまつた、お預かりした荷物を紛失したとか壊したと云ふ事例が多いが、どのやうな保險に入つてをけば對処できるのか聞く。疊の焦げとかは毎年起こり得るもので保險の對象にならないとか、自分がお客で高價な調度品を壊してしまつた場合、自動車保險に附随してゐる「個人賠償責任」が適用できるとか知惠を頂く。但し、初期段階で丁寧に扱はないとこじれることも多いし、後から理不尽な金を請求されても拂はないとか、食中毒が起きたらお客樣が保健所へ行って原因特定して貰はないと推測では保險が下りないとか、他にも色々勉強になつた。

 晝食後、損保ジャパン東郷青兒美術館へ。「没後80年『岸田劉生』肖像画をこえて」を見る。あの有名な薄気味悪い「麗子微笑」(1921)か、「麗子肖像(麗子五歳之像)」(1918)であつたか、有名な作品しか思ひ浮かばないが、後期印象派の影響から自己表現に至る肖像がばかり80点で人の顔を描くことで深化して行った様子がよくわかる。
 わざとグロテスクな技法から本質をあぶり出そうとした娘麗子の絵の変遷も實に面白い。「麗子十六歳之像」(1929)は至って普通の少女絵で驚いた。上野で見た原宿の土手の繪も思ひ浮かべると、一枚見ただけで決して作家を判斷してはいけないと思った。常設展のゴッホの「向日葵」もついでに觀る。1988(昭和63)年であつたか倫敦で賣却が決まり、も手放す寸前の二枚並べて觀たことを思ひ出す。それが今では此処に収まって、一度は故人の遺言で燒かれさうになつた逸話もあつて感慨深い。勿論、東郷青兒の薄ぼんやりとした女性像もあつた。

 職場へ歸へる途中、伊勢丹で偶然にも「長谷川潔と浜口陽三銅販画展」を見る。デパートの催事場故、全てに値札が附いてゐるが、いい繪の迫力は違ふ。すっかりお氣に入りとなった「アレクサンドル三世橋と佛蘭西の飛行船」はサイン入りで5,775,000円のお値段… は~ 。アトリエで見附かったサインなしで100萬圓くらいでしたが…。急激に認められて、どんどん値上がりしてゐるやうです。

 今晩はすきや連の集ひで、淺草今半へ。

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