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2009年7月17日 (金)

夏祭

 歌舞伎座さようなら公演、七月夜の部へ。演目は「夏祭浪花鑑」と泉鏡花原作の「天守物語」。

 「夏祭」では海老蔵や獅堂の大阪弁がどうも下手ですが、成田屋(海老蔵)は大立ち回りのやうな派手な男役を得意とするので、喧嘩の場面での見榮や、諸肌脱いで入れ墨(布地に柄)に赤い褌姿は似合ひました。この上、科白が上手になれば、名人でせう。

 白鷺城(姫路城)の天守閣は100年以上、人が入らない魔界とされていたと云ふ「天守物語」。これは玉三郎の當たり役だけに、鏡花の幻想的な世界を繰り廣げてゐました。玉三郎は相變はらず美しく、その上、聲がさいのによく通ります。それに比べると、若手は息が多いのか、聞き取り辛い。實直な侍役は海老蔵には似合はないものの、横顔が如何にも侍らしい顔立ちなので雰圍氣が出ます。

 かうして、歌舞伎も連續して觀るやうになると、席によつてもかなり、感じ方が違ふことが判りました。それぞれの良さがありますね。この時は15列、真ん中横通路のすぐ前、1等席の一番後ろでしたから、舞臺がやや遠いものの全體を見渡すことができました。歌舞伎の舞臺はやや横廣なのですが、この寸法、もしかしてNHKホールも同じではないかと思ひます。それであすこはクラシックに向かいないのかも知れませんね。

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受信: 2009年7月24日 (金) 08時33分

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■日時:2009年7月20日、16:30〜 ■劇場:歌舞伎座 ■出演:市川海老蔵、中村獅童、中村勘太郎、市川猿弥、他 歌舞伎座で7月大歌舞伎「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」を見ました。この作品は、今年の5月にNHK教育テレビの「知る楽」で放送されていた教養番組、松井今朝子の「極付歌舞伎謎解(きわめつきかぶきのなぞとき)」で“任侠ものの原点”であると紹介されていました。それによると、我慢に我慢を重ね最後はキレて攻撃に出るそのスタイルは、60〜70年代の安保闘争の時代に学生から支持を得た高倉健... [続きを読む]

受信: 2009年7月25日 (土) 22時24分

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