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2009年9月17日 (木)

天女像

Tennyo2 日本橋三越の6階美術サロンで開かれてゐた「那波多目功一日本画展」へ。名前が思ひ出せず、地下鐵からの入口から入り、ふと立ち往生してしまつたら、麗しい受付嬢が驅け寄ッてくれました。

 「美術展へ行きたいのですが、難しい名前で~」
 「ナバタメ コウイチ展ですね。6階美術サロンです」と。

老舗百貨店のきめ細やかさはさすがだと感心。澁谷の東急百貨店にはない。

 さて、その展覧會ではNHKの「趣味の園藝」の月刊誌表紙繪の原畫がずらり。その時のスケッチとエピソードが書かれたものが手前の臺に並び、奥壁の繪と共にじっくり觀察。正統派の日本畫による草花故、安心して觀られ、どこに苦心したか、作家の言葉が綴られてゐるので理解も深まる。それにしても、年配者しかゐないのが寂しい。

 そして、3階からデパートの吹き抜け中央を覗くと佐藤朝山(のちに玄々)(1888-1963)の巨大な天女像が觀える。1960年の三越創立50周年に造られたらしいが、ケバイ、キモイ。巨大さに驚くだけでなく、過剰な装飾、よ~く観ないと何処に天女が居るにかさへ分からない。重量7頓と云ふのだから、超弩級なのは確か。極彩色過ぎて、禍々(まがまが)しい渦や炎の中に青い鳥や鳳凰も舞ふ。午後3時を大分回つた爲、パイプオルガンの音色は聽けなかつたが、意識して天女を拝めたのはよかった。引き吊つたやうな顔の表情も不氣味。御利益はあるのだらうか。

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