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2009年10月20日 (火)

移轉&新創開館

 この間、廣尾に移轉したばかりの山種美術館へ。展示室は地下にあり、やや狭いもののとても見易い。この開館記念特別展「速水御舟 -日本畫への挑戰-」には、有名な「炎舞」を始め前期後期で138點も並ぶ爲、じっくりと觀ることができる。學生時代の古典模寫から始まり、新しい描き方を模索し續け新日本畫への挑戰が年代順に並び、御舟40年の人生を疑似體驗できた。

Nec_0294_2 そして、同じく改築新創開館したばかりの新・根津美術館へ。鎌倉時代に描かれた國寶「那智の瀧」も修復が終はり、目玉として展示されてゐる。胡粉が剥落して瀧の真實味に欠け、背景も薄ぼんやりしてよく觀えないものの、暫く觀てゐると奥行きを感じ、轟音を伴ひ落水する感じがして來るから不思議。常設展示としては、一大蒐集品として著名な古代中國殷の青銅器や、硝子張りの展示用茶室も誂へられて、茶會の樣子が再現され、疊の上に展示された茶器も素晴らしい。「欲しい」と嘆息するおばさんの聲も出てゐたが、千利休作の象牙の茶杓など持つてゐても使ひこなせないだらうに。

 庭園に出ると、碧に附き出すやうに新設されたカフェも硝子張りとなり、庭の道も整備されて散策し易くなった。山種より廣々としてゐる分、樣子見の大勢のお客さんが居ても、大丈夫であった。

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