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2009年12月25日 (金)

愛すべき畫家をめぐる物語

 謹んで基督降誕祭のお祝ひを申し上げます。すき燒店では全然關係がなく、この不景氣によ自宅過ごす人が増えたやうですね。歐米なら家族で過ごすものですが、正月前に實家に歸へる人も少ないことでせう。

 さて、23日までやつてゐた「ロートレックコネクション 愛すべき畫家をめぐる物語」展を觀に文化村ザ・ミュージアムへ行った。1987年だったか、西伯林のノイエ・ギャラリーでロートレックの一大回顧展があり、世界中からポスター、油繪だけでなく、相當數の素描畫が公開され、非常に強く記憶に殘つてゐる。それ以前も80年代半ば迄にミュシャやシェレと並んで、世紀末商業ポスターの展覧會が開かれて足繁く通ったので、親しみのある作家だ。倶樂部のポスターやベルランのメニュの表紙や文字等随分と真似させてもらった。まだ手描きだった時代だから、幾度も鉛筆で描いては直し、ペンで清書して複寫して切り貼りして原稿を作り印刷したもの。

 今回の展覧會はロートレックの交友関係に注目し、師匠、影響を受けた同時代の人物、交友のあつた畫家等の作品も一緒に飾られ、ベル・エポックの時代がくっきりと浮かび上がるよい展覧會だった。然も、驚くことにロートレックの生家、ボルドーのマルメロ城美術館から作品を借りた他、その殆どが國内の蒐集家から借りたものばかりであった。京都工藝繊維大學、サントリーミュージアムの他、最も多いのが川崎市市民ミュージアム。此処には三浦コレクションとして収藏された作品が多いやうなのだ。今度行ってみないといけない。

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