« 藤原景清 | トップページ | 相對死 »

2010年2月24日 (水)

考へる樂しみ

 昔は献立表に挿繪を描き入れ、自分でレタリングして手書きで書いたものだが、今はPC任せとなり、随分と便利になつた代はりに餘り技巧に拘らなくなつた。手書きの良さが出ないので仕方がない。店からのお知らせも煮た月に一度になつたので、文章量は減つた筈なのに、常にネタ探しの毎日だ。連載をさせて頂いてゐるので、締め切りを意識し乍ら、あれこれ考へる。駄文にお金を出して下さるので、少しでもよいものに仕上げたいのだが、なかなか考へが纏まらない。

 もう1年以上前から机上にあつたのに、全然、手附かずであつた 外山滋比古 『思考の整理学』 ちくま文庫 は考へる樂しさを教へてくれた。初版は1986年なのに、既に59刷という100萬部を突破した流行本。東大生、京大生に一番讀まれた本だと帶に書いてある。

 色々と知識を仕入れてから、暫く違ふことを考へてみる。この醗酵期間があると、或る時、ふと閃いてすらすら書けることがあると云ふ。中國の欧陽修の文章を作る際に、優れた考へが浮かぶ場所として、「三上」があると紹介してゐる。卽ち、馬上、枕上、厠上!今なら、移動手段の中、起き掛けの朝、そしてトイレと云ふことだらうか。
 白耳義のミント系菓子「フリスク」の宣傳でも閃きの場所を%で示してゐるが、寝る前に考へるのが一番駄目なやうだ。寝附きも惡くなるし、一晩寝るとすっきり頭の中が整理されてゐることもある。ところが自分は夜更かし大好きで、深夜映畫で朝方まで起きてゐることもざらなので、反省せねばなるまい。けふは早寝して、明日の朝の閃きに期待しよう。

思考の整理学 (ちくま文庫)Book思考の整理学 (ちくま文庫)


著者:外山 滋比古

販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する


|

« 藤原景清 | トップページ | 相對死 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/41030/33415018

この記事へのトラックバック一覧です: 考へる樂しみ:

« 藤原景清 | トップページ | 相對死 »