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2010年2月12日 (金)

三階席

Teisiki
 愈、四月の閉館迄、歌舞伎座もおお賑はひを見せてゐる。今回は友人のお誘ひで、初めての三階席。天井桟敷と雖も、意外と廣く天井の壓迫感はない。カレースタンドが在つたり、鯛燒きを賣つてゐたり、階下とはやや趣が異なるが、普段着の儘鑑賞できるのが嬉しい。然も、一階席と違ひ、花道は全く見えないが、舞臺奧がはっきり見え、繪巻物を觀てゐるやうな俯瞰圖とnなのが面白い。

 戸川幸夫作、平岩弓枝脚色 「爪王」
 鷹(七之助)と狐(勘太郎)の舞踊が美しい。

 近松門左衛門作 平家女護島「俊寛」
 謀反の企てが發覺し、喜界ヶ嶋に嶋流しになった3人の内、俊寛だけが嶋に殘ることになり別れを惜しむ。高校の恩師から繰り返し聞かされた話は知ってゐたが、觀るのは初めて。勘三郎演じる俊寛が秀逸であった。

 17代目中村勘三郎23回忌追善「口上」
 中村屋一門の中にあって、玉三郎は何か異色だった。

 森鴎外作「ぢいさんばあさん」
 仲睦まじい夫婦が出張中の夫がふとした彈みで人を殺め、37年後に再會を果たす物語。仁左衛門と玉三郎の組み合はせは幾度となく共演してゐる所爲か、しっとりとしてとてもよい。

 來月も觀られるだらうか。

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