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2010年2月 3日 (水)

原畫展

Kageyama 福音館書店が出版してゐる子供向け月刊誌『たくさんのふしぎ』2009年11月號は飛行船特集で、ツェッペリンNTの搭乘の樣子が丁寧に描かれてゐる。この繪を描いた影山徹さんの「飛行船に乗って」の原畫展が、表參道のピンポイントギャラリーで開かれてゐる。

 青山通りと骨董通りの交差點角、狭い階段を下りた所に在る5坪位の小さな畫廊の白い壁面が飛行船の繪で埋まつてゐる。まる冩眞のやうな細密なイラストだが、板にアクリル絵具で描かれて、ほんわかとした雰圍氣を醸し出してゐる。子供向けの雑誌だからと云つて繪は手を抜かない。職人氣質(カタギ)が表れ、解説が何もなくとも、搭乗の様子が順繰りに分かる仕組み。昨年末の搭乗した際の昂奮がじわじわと思ひ出される。

 その場に居らしたご本人に尋ねると締め切りに追はれて一枚3日位で描いたと云ふが、さすがに西新宿摩天樓の上空繪だけは細かい故に一週間は掛つたのだとか。根氣の要る作業だと思ふが、ご本人はとても樂しんでゐる風である。繪の下地は特に均してはをらず、合板の細かい木目も見えるがかえってそれが優しさを現してゐる。かう云ふ繪を眺めてゐるだけで、空を飛ぶ感覺が蘇り、また乘船したくなる。今後は是非、夜景だとか、昔の飛行船だとかも描いて欲しいもの。

 畫像は作家ご本人の許可を取りました!念の爲。

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