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2010年3月26日 (金)

3月名殘公演

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 木挽町の歌舞伎座、さやうなら公演3月夜は《菅原傳授手習鑑》より二段目〈道明寺〉。うちの娘は道明寺と聞くとすぐにハナダン(映畫「花より男子」)になるらしいのが殘念。
 この二段目は菅丞相(菅原道真)役をやれる役者が居ないと全く成立しない。以前、文樂公演では故吉田玉男さんを記念したもので、玉女さんで觀たことがある。どうも角張つた人形遣ひが氣に入らなかつたが、大役であること位はよく分かった。

 この段には、折檻、殺人、トリック、仇討、奇跡、親子の別れと、盛り澤山なので難しい、。今回の仁左衛門はお父さん(13世仁左衛門)のやうな名人藝は見られない(聞き傳へによるも)ものの、見應へがあった。また、覺壽役の玉三郎は老女の品格、氣丈さがよく現はれ、納得が行った。

 そして、後半は能から得られた『石橋(しゃっきょう)』。富十郎が幼い息子、鷹之資の爲に一流奏者を揃へ、親子舞臺を見せてくれた。ここまで派手にしてしまふと、高齢な富十郎の後ろ盾を失つた際に、鷹之資がどうなるか、非常に気にかかる。こんな程度なら、もっと上手にできる役者も居るだらうが、その邊りは難しい梨園の大人の力學なのであらう。

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