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2010年3月18日 (木)

玉子の話

 すきや連では、富山の鶏卵業者、セイ アグリーシステムの伊勢社長の講演もあった。我々一般消費者が玉子について、いかに間違った情報に踊らされているか知ることとなった。

 1. 有精卵というのはただのブランドであって「受精卵ではない」。
  だから、温めても雛にならない!

 2. 放し飼いは決して自然ではない。
  草木も生えない、蟲もゐないところは自然ではない。

 3. 赤玉は白玉と栄養価に差はない。
  どうも騙されてゐた。

 4. 玉子の賞味期限、保管温度は意味がない。
  サルモネラ菌が繁殖しない内に食へ!但し、サルモネラ菌に汚染していない健康な玉子には関係がない。

 5. 自家配合飼料が安全という保証はない。
  誰も檢査してゐないのでわからない。

 6. 放し飼いはストレスが高く、喧嘩やストレスが絶えない。
  本來の廣さを確保できない上、交尾により鶏は病氣になり易い。

 7. ケージ飼いがすべていけないのではなく、規模が問題。
  窓もない超巨大な鶏舎では機械のやうに扱はれてゐる。

 8. 健康な玉子は洗う必要がない。
  サルモネラ菌の汚染が心配なので、さう吹聽してゐるに過ぎない。

 9. 本来バランス栄養食の玉子なのに、成分を強調している特殊玉子は意味がないどころか、食べ過ぎると弊害が出る。

10. 植物飼料だけだから安全なわけではない。
  必須アミノ酸はどこから摂るのか。

 HPにも書かれてゐるが、餘りに身近な玉子を全然知らかなつた。何年も玉子の値段が變はらないのは、安い飼料で効率よく、窓もない大型鶏舎で數萬羽も飼つてゐるのであつて、本來の玉子の味がする譯がないと云ふ。
玉子を使ふすき燒屋だけでなく、消費者も賢くならないといけないだらう。お土産に頂いた玉子を翌朝、玉子掛けご飯にして頂いたところ、確かに殻が厚く、割ると黄身の盛り上がりが違ふ。食べてみると、案外あっさりして、いけるのだ。これは文句なしに美味い。

 さて、鶏卵は何故か、料理に使ふ時は「玉子」と表記する。他の卵にはまづこの字は使はない。聞くところに依ると、大和言葉で形が球状なので「玉の子」から「玉子」となり、江戸時代に紐を通した玉飾りの玉を呼んだのが始まりだとか。

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