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2010年4月23日 (金)

奇想天外

 府中市美術館へ「歌川國芳 - 奇と笑ひの木版畫」を觀に行く。東府中の驛から結構歩く。府中の森の奧に當たるので、かれこれ15分程度は歩いたか。丁度、散り際の櫻が綺麗であつた。

 さて、小綺麗な近代的な美術館である。二階には特別展示室と常設展示室もあつた。この國芳展では仕切を多用して、間仕切りに→を掲げて、順路も非常に見易い。作品解説も簡潔丁寧。よい學藝員がゐるのだらう。

 國芳は猫尽くしや化け物の浮世繪で有名だが、幕府の締め附けが嚴びしく、役者繪が描けなくなつたので、魚や猫、或ひは壁の落書きに見立てた作品はユーモアたっぷりで、その顔を見れば、誰かに似せて描いてあること位わかってしまふ。
 細やかな美人畫、大胆な構圖の化け物繪や物語の一場面が大判3枚綴りに描かれてゐて、迫力滿點だが全く怖くはない。實に愉快。

 1階では「長谷川繁」の公開制作49をやつてゐた。廊下側前面硝子張りの部屋の中で作家がひとり、もくもくと制作に取り組んでゐる姿を見ることができる。ややもすると動物園の動物にも見えなくもないが、こちらの視線は全く無視して、無心に取り組んでゐる姿がよい。
Photo_2

 明日から茂木の日本グラン・プリ。勝敗は如何に。


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