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2010年5月10日 (月)

六代目

 歌舞伎界で「六代目」と云へば、尾上菊五郎を指すが、浮世繪の正統派、歌川派の係累に續く現代作家、六代目 歌川國政さんの個展「Retrospection」が中目黒のカフェ「CAMARADA」であり、初日開展パーティーに參加した。

 かう云ふパーティーは不慣れな故、まづ何を着て行くか惱んでしまひ、結局、紺のブレザーに灰色のパンツ、青縱縞のボタンダウンにアスコット・タイ、そしてローファーと云ふ、一寸お洒落な感じでまとめたところ、もっと氣樂な感じであつた。

 作家ご本人は既に一緒に食事に行くなどして既知であつたが、作品を觀るのは初めてであつた。大判の肉筆原畫が壁に掛かつてゐるがカフェ故、その前にソファがあつて大勢の若人が飲み食ひして近附くこと能はず。されど、間近で觀ると、繊細な筆遣ひにより線が特に美しい。家紋がフレッドペリーのやうであつたり、或ひは着物の柄がバーバリー・タータンチェックのやうであり、指先が現代人であつたり、よくよく觀ると現代作品だと解るのが面白い。これからどのやうに伸びるのかが、とても樂しみな作家である。

自5月1日(土)至6月4日(金)
於カフェ「Camarada」
六代目歌川国政展「Retrospection」

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